ここでは主にプラモデルを格好良く見せるためのキモである「スミ入れ」という作業のポイントを紹介します。
上の写真がスミ入れに使うエナメル塗料です。右が塗料で、左が薄め液です。
エナメル塗料は油性・水性・アクリル塗料を侵食しないので、油性・水性・アクリル塗料の上から塗れます。そのため、スミ入れに使われる事が多い塗料です。
まず、塗料皿に、調色スティックを使ってひとすくいエナメル塗料を取ります。そこに薄め液を塗料の約5倍位に薄めます。
上の工程で作った塗料を筆に含ませて、プラモデルの溝に流し込みます。
流し込む要領は、塗料を筆に適度に含ませ、その筆をパーツの凹んでいる溝の上にちょんとあてると、毛細管現象でツーっと塗料が流れていくという感じです。
全体に行き渡らない時は、筆の場所を変えて何度も塗料を流し込みましょう。
そして、塗料が乾いた後にティッシュを少量細く丸めて固くし(綿棒等でもいいです。)、エナメルの薄め液を含ませてはみだした跡をふき取って、出来上がりです。
拭き取り後です。
スミ入れの例 ↓
塗料を流し込んだ直後です。
塗料を拭き取った後です。
それぞれの塗料の特徴は、上図の通りで、重ね塗り出来る順番を示しています。