カルスト台地の岩の成分と化石 (秋吉台の科学)

◎成分

石灰岩は主に炭酸カルシュームという成分からできています。台地に降る雨は空気中の二酸化炭素を含み込んで弱酸性の水となります。さらに土の中を通るときに多くの二酸化炭素を含みます。この水が炭酸カルシュームでできている石灰岩に触れると化学反応をおこし、石灰岩を少ずつ溶かします。地表を流れた水は石灰岩の割れ目から地下にしみ込み、溶食作用が繰り返され、長い間に、凹地(ドリーネ、ウバーレ、ボリエ)や鍾乳洞を形成します。このように石灰岩が溶け込んでできた凹凸のある地形や地下の洞窟をまとめて、カルスト地形と呼ばれています。

秋吉台は大昔(石炭紀~二畳紀)南海の海上に見え隠れするサンゴ礁で、それを証明するのはカルスト台地の石灰岩から出てくる化石です。フズリナをはじめサンゴ、ウミユリ、腕足類、三葉虫、アンモナイト、二枚貝、巻貝などです。特にフズリナは重要で諮詢化石になっています。殻に石灰質があり単細胞生物です。散策中に欠けた石の中にあることが良くあります。

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